フェラーリ　リップスポイラー修理

いつもお世話になっているＴ先生のフェラーリ430入庫です。
フェラーリ、かっこいいですね。仕事のテンションも上がります。
一般道を走行中、坂の勾配で接触したみたいです。私もたまに通る道ですが、そんなに急な勾配ではありません。
フェラーリにはちょっと厳しかったようです。

材質はＦＲＰのようです。かなり割れてしまっています。画像には映っていませんが車輌右側・中央下部にも割れがあります。
ハーマンというメーカーで新品はかなり高額です。今回は修理します。
エアロパーツメーカーのエンブレムの部分にも損傷がありました。オーナー様と相談しエンブレムの部分はスムージングしました。

ＦＲＰ樹脂にタルクという粉末を混ぜ、パテ状にして破損部分を接着・整形します。
通常のパテでは強度が足りませんし重量もかなり重くなってしまいます。

ＦＲＰ樹脂の硬化後、パテと同様に研磨します。
パテに比べ表面のキメが粗いので、ＦＲＰ樹脂研磨後さらにパテを盛り処理します。
画像の状態の後、数回パテを盛・研磨を繰り返しラインを出します。数回パテは盛ってますが厚付ではありません。
その後サフェーサーで仕上げます。
そしてサフェーサーの研磨・塗装面の足付け・清掃をし塗装します。
始めに赤色を塗装し、クリヤー塗装。クリヤー乾燥後、黒色の部分を足付け・マスキングし塗装します。

リップスポイラーを車に取付完成です。