ミラのバックドアのヘコミ鈑金です。
固い角にぶつけたみたいで深く凹んでいます。
作業中の写真を撮り忘れましたが、裏から手が入りますのでハンマーと当盤で鈑金します。
鈑金終了後パテを盛り、乾燥(硬化)後に削って形を整えます。
その後、中塗り塗装のサフェーサーを塗布します。
サフェーサー乾燥(硬化)後、耐水ペーパーにて研磨します。
サフェーサーとはおおまかに、下地(パテ)は上塗塗料を吸込んでしまいます。
この吸込みを隠ぺいするためと、下地処理の表面仕上げ(小キズ等を埋める)、上塗塗料の食付きをよくするプライマー効果があります。
サフェサーには1液性・2液性等種類・白・グレー・黒と色の種類もあります。
当店では耐久性に優れた2液性のサフェーサーを使用しています。
次にさらに目の細かいペーパーで塗装する箇所に塗装の食い付きよくするための「足付け」をし、塗装面の清掃、マスキング、調色、塗装、磨き等の作業を経て完成です。
上塗塗料ですが始めからこの色があるわけではなく、今回の色で5色を使い基本データで調色します。
調色した塗料をテストピースという鉄板に試し塗ります。
テストピースを現車と比較します。データ通りの調色でまれにピッタリのこともありますが、ほとんどの場合誤差があります。
誤差を補正するために、調色した塗料に色を加え補正します。そしてテストピースに試し塗りし現車と比較。
この作業を現車と同じになるまで繰り返します。経験と根気のいる作業です。